罰ゲーム企画『しりとりリレー小説』 4

こんばんは。今日は暑かったですね……ガリガリくんのアイスを二、三本立て続けに食べたいくらいでした。あ、ちなみにリッチミルクが最近のお気に入りなＡＫＯ姉です。食べた後ちょっと歯が痛くなるけどね。

ちなみに画像は、日曜のブランチ替わりに焼いたパウンドケーキ。最近ガトーショコラとかチーズケーキとかしか作ってなかったので、何だか手順や材料を間違ってる気がしちゃいましたが、そんなことなかったです。大丈夫でした。
ちなみに材料は、薄力粉120グラム、砂糖110グラム、バター100グラム、卵二個、バニラエッセンス少々。後は好みでチョコチップでもレーズンでもくるみでも、刻んだパインでもつぶしたバナナでも。何でも合いますよん。焼き上がりにブランデーかラム酒のシロップを少し染み込ませると、グッと美味しさが深まります。お試し下さい。

いやいや、今日はそれじゃない。しりとりリレーですよ！　そろそろ完結へ向けて動き出しましょう！
さて、前回のお話のしりとりワードは「ルー語」の「ご」でしたね。
それをママスキーさんが繋げて下さったので、しりとりワードは「ゴルフ場」の「う」となりました。
では私はその後を引き継ぎまして「うどん」で行ってみましょう！

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「なんだこりゃ！」
そこにあったはずの俺の家は、何とゴルフ場になっていた。あまりのことに言葉も出ない。
これじゃまるで浦島太郎だ。俺は刑務所に三年しかいなかったのに、どうしてこんなに俺の世界は変わっちまったんだ？　俺があんな事件を起こしたから、さっさと家を売り払って引越しちまったのか？
俺は、酷く悲しくなった。
偶然が何度も重なって、あんなことになって。それでも家族は俺を見捨てずにいてくれると信じていたから、刑務所にいても頑張ることができたのに。家族との思い出が残るのは、唯一。

このグンゼのブリーフのみ。

ブリーフがメモリアルアイテムになってしまうとは、人生分からないものだ……自伝でも書きたいくらいだぜ。

センチな気分に割り込み、腹の虫が大きく鳴いた。どんな局面でも腹は減るんだなとしみじみ実感する。
ちょうどゴルフ場の前にうどん屋があったので、俺はそこで腹ごしらえをすることにした。うどんでもすすりながら、今後のことについてゆっくり考えなくては……

「いらっしゃいま……あら、何だ。あんたなの？」

ぎく。
懐かしくも聞きなれたこの声は……

「か、母さん！？」
「やっぱりあんたなのね。ごめんね、出所の日だって分かってたんだけど、仕込みに忙しくて手が回らなくてねえ」

なんてことだ！　このうどん屋、俺んちだったのか！！
母さんは目が点状態の俺を引っ張って居間に連れて行き、大盛りの海老天うどんを作ってくれて、それまでの出来事を話してくれた。
あの後、姉ちゃんは結婚したけど、あっさり離婚して出戻ったこと。離婚理由は「性格の不一致」。
ゴルフ場建設のために土地買収の話が出て、父さんが脱サラしうどん屋を始めようと決意したこと。
母さんがそれまで通っていたヨガ教室をやめて、フラダンス教室に通うようになったこと。思いっきり関係のないネタまで次々と話し終え、母さんはにっこり笑った。

「あんたはこのうどん屋の二代目よ。家族みんなで守っていこうね」

母さんの笑顔は温かかった。まるでこの海老天うどんのように。
紆余曲折を経て、ようやく俺は、家族の絆に気づき、またそれを再び掴むことができたのだ！


「あ、そうそう。お姉ちゃんに話を聞いてからずっと、あんたにあげようと思って買っておいたのよ」
「え？」

母さんはそう言って、ちょっとくたびれたプレゼントの包みを俺に差し出した。
俺はおずおずとそれを受け取り、封を切って中のものを取り出してみる。

「！！」

それはそれは真っ白な……
うどんのように純白の……

ブリーフ。もちろんグンゼ。

そしてそこには、黒いマジックでくっきりと。

「チャン・ドンゴン」


Σ（゜□゜）これ母さんの仕業だったのか！！！
Σ（゜□゜）しかも「ペ・ヨンジュン」から鞍替えしてるし！！！

「だあって、せめて見えないところだけでも、韓流スターと一緒にいる気分になりたいじゃない。父さんのはげ頭は見飽きちゃったんだもの。それくらい許されるわよね」

＿|￣|○……俺のものにまで、そういうことすんのやめてくんない？


ニートから変態、ムショ暮らしで更正（？）し、うどん屋の二代目……
俺の劇的な人生の一幕は、新しく立ち上げたブログを大いに盛り上げることだろう。
ブログのタイトルはこうだ。

『うどん屋二代目チャンのつぶやきブログ　　～それでも俺はブリーフ派～』


FIN


Σd(＞▽＜)ついに完結！
Σd(＞▽＜)ニートで変態、ムショ暮らしの末に更正（？）、うどん屋の二代目に治まった「俺」！　おめでとう！
ノ＞▽＜）ノやんややんや、楽しかったよーーーお手伝い下さった皆さん、ありがとーーー！！！

ｄ（´ω｀）またの機会がありましたら、またぜひお付き合い下さいね♪　ありがとうございました！